離れて暮らす高齢の親の防災家族が確認したい10項目。まずは電話で1つ聞くことから
「実家の親の備え、なんとかしなきゃ」と思いながら、何から手をつければいいか分からない—— 離れて暮らす家族なら、みんな一度は思うことじゃろう。 大事なのは、いきなり完璧を目指さんことじゃ。備えは、親子で一つずつ話していけばいい。 この記事は、家族で確認したい10の項目をまとめた「入口」じゃ。 それぞれの項目には、くわしい記事へのリンクを付けてある。上から順に、わが家はどこまでできているかを確かめてみてくれ。
図解: 確認したい10項目
まずは全体を1枚で。全部できていなくて大丈夫じゃ。「わが家はどこまで?」を親子で話すきっかけにしてくれ。印刷して、帰省のときに持っていくのもええぞ。
連絡と安否確認(項目1・2・10)
災害のとき、真っ先に不安になるのが「連絡がつくか」じゃ。ところが、大きな災害の直後は電話がまずつながらん。だからこそ、つながらない時の段取りを、平時に決めておくんじゃ。
避難と、避難したがらない親(項目3・9)
「どこへ、どう逃げるか」を親子で共有できているか。そして、いざという時に親が「私は大丈夫」と動かない——この一番むずかしい問題にも、向き合い方がある。
持ち出す物・薬・水と食料(項目4・5・8)
モノの備えは、離れていても「送る・選ぶ・点検する」で手伝える。ポイントは、親が実際に使える・持てるものを選ぶことじゃ。
家の安全と季節の備え(項目6・7)
家そのものの安全は、帰省したときにまとめて点検するのがおすすめじゃ。特に家具の固定は、地震のときに一番効く備えでな。夏場は、停電と熱中症の備えも忘れずに。
10項目、多いと感じたかのう。じゃが、一度に全部やらんでええ。 帰省のたびに1つ、電話のたびに1つ。1年かけて、10個できれば上等じゃ。 大事なのは、点数ではなく「親子で防災の話をする関係」ができることなんじゃよ。
遠くにいてもできる、始め方
「遠くて頻繁に帰れない」——それでもできることは、たくさんある。今日、電話で1つ聞くだけでいい。
「お母さん、避難場所ってどこだっけ?」——防災の話として構えず、素朴な質問から入る。答えられなければ、それが一緒に調べる第一歩になる
薬の名前が家族のスマホにあれば、いざという時に伝えられる。1枚の写真で済む、効果の大きい備えじゃ
家具固定・持ち出し袋・水の期限は、実際に家で見ないと分からん。年に一度の総点検を、帰省に合わせてやるとよい
よくある質問
Q. まず何から始めれば?
A. 全部そろえようとせず、電話で1つ確認することからじゃ。おすすめは「避難場所はどこか」「連絡がつかない時どうするか」の2つ。この10項目を上から順に、親子で1つずつ話していけば、足りない備えが見えてくるぞ。
Q. 親が防災の話を嫌がる
A. 「備えてよ」と正論で迫るより、「私が心配だから」と自分を主語にするのが効く。防災の話としてではなく「避難場所ってどこだっけ?」と素朴に聞くと、身構えられずに進むぞ。避難を嫌がる親への伝え方の記事もどうぞ。
Q. 遠方で頻繁に帰れない
A. 離れていてもできることは多い。電話で連絡方法・避難場所を決める、お薬手帳の写真を送ってもらう、171を電話越しに一緒に練習する、ハザードマップをネットで確認して伝える。帰省時に家具固定と持ち出し袋をまとめて点検するのも効果的じゃ。