地震が起きた直後の30分やること・やってはいけないこと。落ち着いて動くための順番
大きな地震は、いつも前ぶれなくやってくる。そして、命を守れるかどうかは最初の30分で大きく変わるんじゃ。 じゃが、いざという時に人はなかなか動けん。だからこそ、「何を、どの順番でやるか」を先に知っておくことが備えになる。 この記事では、地震直後の30分でやること6つと、やってはいけないこと6つを、順番に紹介するぞ。 合言葉は「まず低く、頭を守り、動かない」じゃ。
図解: 地震直後の30分
まずは全体をこの1枚で。印刷して、冷蔵庫や玄関に貼っておくのもええぞ。いざという時、頭で思い出せなくても、貼ってあれば目が教えてくれる。
やること6つ(順番に)
揺れている最中に歩くと、転倒したり物が落ちてきたりして危ない。丈夫な机の下に入り、脚をしっかり持つ。机が無ければ、座布団やクッションで頭を守って低い姿勢でじっとするんじゃ。動くのは、揺れが収まってからじゃぞ
揺れが収まったら、真っ先に足元を守る。割れたガラスや倒れた食器で、素足だと簡単にケガをする。ケガをすると避難もできなくなる。枕元やベッドの下にスリッパか運動靴を1足置いておくと、この動きが確実になる
大きな揺れのあとは、建物がゆがんでドアが開かなくなることがある。玄関のドアを開けて、逃げ道をつくっておく。ただし、揺れの最中に無理に動くのは禁物。あくまで収まってからじゃ
火を使っていたら止め、ガスの元栓を締める。そして避難で家を離れるときは、ブレーカーを落とす。停電が復旧したとき、倒れた電気製品や傷んだ配線から火が出る「通電火災」を防ぐためじゃ。大地震の火災の多くがこれなんじゃよ
同居の家族、そして自分自身のケガを確認する。出血があれば清潔な布で押さえる。動けない人がいれば、無理に動かさず助けを呼ぶ。持病の薬やお薬手帳の場所も、この時に思い出せると強い
ラジオやスマホで、テレビ・気象庁など公的な情報を確かめる。ただし例外がひとつ。海や川の近くにいるなら、情報を待たず、揺れたらすぐ高台へ逃げる。津波は待ってくれん。これだけは「考える前に動く」じゃ
やってはいけないこと6つ
よかれと思ってやったことが、かえって身を危険にさらすことがある。この6つは避けてくれ。
これが一番危ない。外は看板・窓ガラス・屋根瓦・ブロック塀の落下と転倒の危険だらけじゃ。建物の中で頭を守るほうが安全なことが多い。落ち着いて、まず屋内で身を守る
上でも言ったが、大事なので繰り返す。足のケガは避難できなくなる致命傷じゃ。何よりまず足元を守る
停電で中に閉じ込められるおそれがある。避難は必ず階段で。もし乗っている最中に地震にあったら、全部の階のボタンを押して、止まった階で降りるんじゃ
ガス漏れのおそれがあるときに火をつけたり、電気のスイッチを入れたりすると、その火花で引火することがある。まずは窓を開けて換気じゃ
直後は回線が混んで、まずつながらん。かけ続けるより、災害用伝言ダイヤル171やLINE・ショートメールなど文字の連絡に切り替える。連絡の決め方は安否確認3つのルールにまとめてあるぞ
災害のときは、SNSでデマが飛び交う。「◯◯が危ない」という不確かな話を、善意でも広めてはいかん。気象庁・自治体・報道など公的な情報を確かめてから動くんじゃ
人間はな、いざという時ほど「いつもの動き」しかできんのじゃ。 だからこそ、この順番を今日、声に出して一度読んでおく。 それだけで、本番の体の動きが変わるんじゃよ。
この30分を助ける、平時の備え
直後の30分を落ち着いて動けるかどうかは、実は地震が来る前の準備で決まる。今日できることを3つだけ。
そもそも家具が倒れてこなければ、ケガも逃げ道の確保も楽になる。背の高い家具は、L字金具や突っ張り棒で壁に留める。ベッドや布団の近くに倒れそうな物を置かないだけでも違う
夜中の地震にそなえて、枕元セットを。緊急連絡カード(無料PDF)もここに置いておくと安心じゃ
わが家の備えが今どのくらいか、3分の防災レベル診断で確かめてみるのもええぞ。弱いところが分かれば、次の一手が見えてくる。
よくある質問
Q. 地震のとき、まず何をすればいい?
A. まず自分の頭と体を守り、揺れが収まるまで動かんことじゃ。机の下に入るか、座布団で頭を守ってしゃがむ。あわてて外に飛び出すと落下物で危ない。行動は揺れが収まってから、順番に始めるんじゃ。
Q. 避難するとき、ブレーカーは落とすべき?
A. 家を離れて避難するなら、落としてから出るんじゃ。停電が復旧したときに、倒れた電気製品や傷んだ配線から出火する「通電火災」を防ぐためでな。ガスの元栓も締めておくとよい。
Q. 家族に連絡がつかないときは?
A. 直後は電話がつながらん。かけ続けるより、171やLINE・ショートメールなど文字の連絡を使う。連絡手段の順番と集合場所を平時に決めておけば、つながらなくても落ち着いて動けるぞ。